「ほんとう」の人生のはじまり(サンデー毎日 11.10. 増大号)

f:id:gakupresents:20191108071747j:plain

サンデー毎日11.10. 増大号にて学びのある記事があったので、今後の人生において何かしらの参考になると思い、引用させて頂く。

 

 

「ほんとう」の人生のはじまり/下重 暁子

 

今から未来へ向かって横たわるのが時間なのだ。だから逆算など必要がない。時間とは本来そうしたものではなかったか。

 

毎日の生活や、仕事が何時に始まるから逆算して電車に乗る時間を決め、そのために朝は何時に起き、食事をし準備をし、そのために前の晩何時に寝る。全て逆算で成り立っていないだろうか。

 

自分の足でしっかり歩いていくために、もう一つの人生を持っていた。他から与えられた人生と、自分の生き方としての人生を。そのための心構えと覚悟を少しずつ積み上げてきて定年後にそなえてきた。それが花開いたのだ。

 

時間の考え方については、はっとさせられた。「本来の時間」なんて考えたことすらなかったからだ。逆算をするのが当たり前、逆算しないで行き当たりばったりで生きていくの非効率でありえないという考えであった。

今、がむしゃらに働こうという気持ちだ。だけど、こういう時こそ、少し自分を俯瞰して将来に目を向ける必要があるのかもしれない。でもこれって、逆算してる?っていうツッコミが入りそうだけど、点と点が繋がればいいなくらいの軽い気持ちであればいいとしよう。